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起業した理由

2022.09.07 その他

先日あるお客様から「なぜ起業したんですか?」と聞かれ、そう言えば自分なりに起業した理由を整理したことがないなあと思ったので、今日は起業した理由について述べてみようと思います。起業した理由は大きく言うと3つあり、①このタイミングで起業しないと一生起業しないと思った、②人材紹介・コンサルティング・M&Aの3つを同時にやれそうな会社がなかった、③中堅中小企業相手の仕事は大企業だと間尺に合わないと思った、です。それぞれについてもう少し詳しく説明していきます。

①このタイミングで起業しないと一生起業しないと思った
私が起業する前に所属していた会社は、時の政府の命を受けて作られた時限立法の組織であり、この会社は「ミッション終了による事業終了」ということで解散しました。起業する際に問題になりやすい事項の一つとして、「前に所属していた会社のお客様を持って出て行った」ということがあるかと思いますが、私の場合前に所属していた会社が解散したため、その辺りの問題はほぼない状況でした。このような形で前職のお客様を引き継いで起業できる機会は二度とないと思ったため、「このタイミング以上に起業しやすいタイミングはないし、もしここで起業せずに別の会社に就職したら、一生何かの理由を付けて起業しないだろうな」と思い、思い切って起業することにしました。

②人材紹介・コンサルティング・M&Aの3つを同時にやれそうな会社がなかった
私は会計士試験に合格して以後、コンサルティング→M&A→人材紹介の業務を経て起業に至りました。前職で業務を行う中で、「経営課題を整理して、人材紹介・コンサルティング・M&Aのいずれかのソリューションで経営課題を解決する」というビジネスモデルに手応えを感じており、人材紹介・コンサルティング・M&Aの3つの機能の親和性や、同時に提供することによるシナジー効果も感じていましたが、既存の会社では人材紹介・コンサルティング・M&Aの3つを同時にやれそうなところが見つけられませんでした。そのため会社設立の事務手続きなどめんどくさいことも多いなーと思いましたが、自分で起業する道を選びました。

③中堅中小企業相手の仕事は大企業だと間尺に合わないと思った
会計士が転職をしようと考えた時、比較的多くの人の選択肢に入るのがいわゆる4大監査法人系のアドバイザリーファームになるかと思います。私も以前4大監査法人系のアドバイザリーファームに所属していた経験がありますが、これらのファームはどこももれなく「ミドルマーケット部隊」と称して中堅中小企業向けの部隊を擁しているものの、彼らの単価は非常に高く、中堅中小企業の間尺に合わないということをその時の経験から感じていました。とすれば「中堅中小企業を支援する」という自分のミッションを果たすためには、影響力は小さいかもしれないが自分で起業する方が得策ではないかと考えました。また自分でリスクを取って起業して経営者になって初めて、支援対象である中堅中小企業の経営者の気持ちがわかる部分もあるのではないかと思ったという点もあります。

今の若い経営者の方の中には、「小さい頃から経営者になろうと決めていました!」という方も少なくないので、そのような大志を抱いて起業する方を見ると「すごいなー」と素直に尊敬します。私は上記のように行き当たりばったりで起業したので、人にかっこよく話せる起業ストーリーは改めて振り返ってみても残念ながらないのですが、「中堅中小企業の経営者を支援したい」という起業する時に抱いた信念だけは、今後もぶらさずに仕事をしていきたいと思います。