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なぜ会計士が人材紹介をやっているのか?

2022.05.09 2022.05.10 人材紹介

記念すべき一件目のブログは、「なぜ会計士が人材紹介をやっているのか?」について書きたいと思います。
お客様から時々頂くこの質問ですが、一言でお答えするならば「人材紹介ができるとお客様へのサポートの幅が格段に広がる」からです。

私は人材紹介を始める前に、弊社の他の二本の柱である「コンサルティング」「M&A」の業務に従事していました。「コンサルティング」「M&A」というのは基本的には社内にない機能を専門家に外注することで補完するものなので、できるだけ早期にその機能を社内に取り込む、もしくは内製する部分と外注する部分を整理して専門家に払う外注費を削減していく方向に向かうのがあるべき姿であると言えます。
ところが最短距離で内製化を進めていくお客様もいれば、なかなか内製化が進まないお客様もいて、その違いは何かと考えた時に、一つの大きな要因として「内製化がスムーズに進むお客様には、専門家のノウハウを自社に合う形で取り入れ、定着させようとするキーマンがいる」ということが挙げられるのではないかと思いました。
だとすれば仮に社内にキーマンが見当たらない場合、私が社外から会社の価値観に合ったキーマンを連れてくることができれば、内製化を進めることができるのみならず、より幅広くお客様をサポートすることができるのではないかと考え、人材紹介に興味を持つようになりました。

人材紹介を実際に始めてからはお客様へのサポートの幅が格段に広がりました。
例えば「売上を増加する」という課題に対して、コンサルティングでできるアプローチは「営業管理体制の構築」「営業業務標準化・効率化」などで、直接的に売上増加に貢献することは難しいですが、人材紹介ができれば営業人材をご紹介することで、コンサルティングと比較するとより直接的に売上増加に貢献することができます。

弊社はサービスを提案する前に経営課題の仮説を提示して解決すべき経営課題の合意を行いますが、その経営課題に対してコンサルティングでは本質的な打ち手がないが、人材を紹介することが本質的な打ち手になりうるという状況は少なくないため、人材紹介を始めてよかったなーと思う今日この頃です。